自民議員の暴言から見えてくるもの

パンピーは黙って国家の言うことを聞け ということですね。

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安部政権で見られる特異な現象のひとつに自民議員たちの暴言・失言があるように思います。それも異様にマッチョ系が多い。

石破茂内閣府特命担当大臣:単なる絶叫戦術(デモのこと)はテロ行為と変わらない (※1)

中谷元防衛大臣:憲法を「安保法案」に適用させる (※2)

船田元元経済企画庁長官:ガチガチに立憲主義を守ることによって国が滅んでしまっては何もならない (※3)

細田博之元自民党幹事長代行:憲法は不磨の大典ではない。法令の一つだ。日本国憲法というと立派そうだが、日本国基本法という程度のものだ (※4)

武藤貴也衆議院議員(離党):彼ら彼女ら(SEALDsのこと)の主張は「だって戦争に行きたくないじゃん」という自分中心、極端な利己的考えに基づく (※5)

石破茂内閣府特命担当大臣:国防軍は戦争に行かなければ死刑か無期懲役か懲役300年 (※6)

安部晋三首相:みっともない憲法、はっきり言って (※7)

西田昌司自民党副幹事長:そもそも国民に主権があるのがおかしい ⇒西田昌司(参議院京都府選挙区)/otto.嶋.show 

暴言・失言というよりも、本音だろうと思いますが、普通は「そう思っていても控える」言葉でしょう。不用意に口が滑ったのかもしれませんが、これだけ事例が出てくるということは、自民内で、

言ってもよい雰囲気がある

ということだと思うのです。つまりマッチョイズムこそが安部政権の本質である、と。麻生の言葉がこれを裏付けています。 (※8)
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発言の内容に注意しているんじゃないんですよ。発言の時期について注意をしているんです。君たちの言い分はもっともだが、時期が悪い、って何かのドラマみたいなセリフですが、そういうことだと思うんです。

でね、これらを見ていくと、片山さつきという議員の言葉に集約されます。

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これを少し分析してみます。全体的にはさらっとした文面にする苦労が伺えますね。

後半の赤いカッコは前段の追補になりますが、これはケネディの言葉を意識しているんでしょう。聞き覚えのある言葉を利用して警戒心を緩和させる、というのは説得術とか詐欺とかによくある手法です。 (※9) 

これ、読めば読むほど恐ろしい文面なんです。天賦人権論の「天賦」というのは「天から賦与される」ということなので、「自然に持っているもの」です。人間には自然に人権が備わっているという意味で「自然権」とも呼ばれます。

この成立の背景には、人類の血みどろの歴史があって、人が人を家畜のように殺した歴史を反省して、「もうそんなことはやめよう。人は人として平等である」というのが現代の大前提なんですね。ここから、民権=国民主権に結びついていくのです。

それを、「止めよう、というのが私たちの基本的考え方」だと。私たちというのは、もちろん安部政権のことですよね。だからこれね、何かケネディの言葉をパクったりしてますが、はっきり言っているんですよ。

パンピーは黙って国家の言うことを聞け

って。これを全体主義といいます。「(戦前の)日本を取りもどす」ということです。安部自民のキャッチフレーズそのままです。

この集大成が 日本国憲法改正草案 です。本質については、この記事に書きましたが、他にも「(戦前の)日本を取りもどす」要素が盛りだくさんです。例えば、

・奴隷的拘束禁止の削除(「非国民」と言って拷問虐殺)

・表現の自由を制限(表現の自由は公共性の下に)

・緊急事態宣言(戦争やり放題)

賛成とか反対とか、そういうレベルではなくて、冗談抜きで、どうかしている政権だと思うんです。

もちろん安部以下の閣僚は確信犯だと思うのですが、これをどれだけの自公議員(特に日の浅い)が理解しているんでしょうか。

だから小西洋之参院議員の「与党議員を浮き足立たせる」「(地元の議員などに)何が違憲であるか伝える(分かっていない議員が多い)」という方法はものすごく重要だと思います。

2015/09/19 岩上安身による小西洋之議員緊急インタビュー! の後編29:20あたりからをぜひご覧ください。

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 巻頭言

 otto.嶋.show  安部の政策  参院議員得票率
     備忘録

    (※1):http://ishiba-shigeru.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-18a0.html  

    (※2):http://www.bengo4.com/other/1146/1287/n_3217/ 

    (※3):http://blog.livedoor.jp/googleyoutube/archives/51825733.html 

    (※4):http://newskenm.blog.fc2.com/blog-entry-7988.html 

    (※5):https://twitter.com/takaya_mutou/status/626788645379280896 

    (※6):http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/68d1ef692b7dc7b8c42f9656b9e063cb 

    (※7):http://www.asahi.com/senkyo/sousenkyo46/news/TKY201212140595.html 

    (※8):http://www.asahi.com/articles/ASH86660NH86UTFK017.html 「政府与党の議員の立場を踏まえて発言してもらわないと。自分の気持ちは法案が通ってから言ってくれ。それで十分間に合う」 間に合うって、何に間に合うんでしょう?

    (※9):国家があなた方に何をしてくれるかを尋ねるのではなく、あなた方が国家に何が出来るか尋ねて欲しい 原文:my fellow Americans: ask not what your country can do for you — ask what you can do for your country. 1961/1/20

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